もしも投資用マンションが事故物件になったら・・・

夏から秋の風物詩として病院やタクシーなどの怖い話や、事故物件での心霊体験はよく聞きますよね。

投資用マンション購入後に事故物件と聞いて、自分の物件は大丈夫!?と気になる方も多いのではないのでしょうか。

事故物件を検索できるサイトもある為、ここで少し事故物件にまつわるお話をしたいと思います。

もしも、自分が購入した投資用マンションが事故物件になったら・・・

■事故の種類について

事故には「心理的瑕疵」「物理的瑕疵」「法律的瑕疵」の3種類ありますが、

今回は心理的瑕疵についてお話していきたいと思います。

・心理的瑕疵とは

事故物件と聞いて皆さんは最初に何をイメージしますか?

「死」を思い浮かべる方が非常に多いと思います。

まさにその通りで「心理的に抵抗がある」とされる物件を指します。

ただ、一人暮らしの高齢者が老衰で亡くなられるような自然死や病死は、特定の場合を除き事故物件に該当しません。

また、心理的瑕疵は「死」に関することだけではなく、近隣に反社会的勢力の事務所や施設がある、ゴミ屋敷になっているという場合も心理的瑕疵のある事故物件となります。

では、実際に心理的瑕疵がある物件ではどんな事故が起きているのでしょうか

■家庭内で起こる事故の種類

家庭内で発生する事故についてまとめられたデータがあります。

参考:「e-Stat政府の統計窓口」 家庭内における主な不慮の事故の種類別にみた年齢別死亡数及び百分率(2015年)を基に作成

総数から判断すると、「不慮の溺死及び溺水」「その他の不慮の窒息」「転倒・転落」がトップ3を占めており、65歳~80歳以上の高齢者が多く亡くなっています。

心理的瑕疵と聞くと自殺や殺人事件のイメージが強いかもしれませんが、実は自殺や殺人事件よりも、高齢者の不慮の事故が多く発生しています。

■事故物件ってその後どうしてるの?

ちなみに事故が起きた後、誰がどのように対応をしているのか気になりませんか?

そこで対応例を少しまとめてみました。

①入居者の安否確認

入居者が室内で亡くなった場合、家族・知人から「連絡が取れない」というような警察への相談や、近隣住民が異変を察知し物件の管理会社や警察に連絡が入り、安否確認に向かいます。

②警察による死因確認

ご遺体を発見すると、警察に死因確認のためご遺体を預けることになります。

③清掃

ご遺体の身元が判明次第、室内の清掃を開始します。

④ご遺族との話し合い

遺族、物件のオーナー、管理会社の三者間で特殊清掃の費用負担や損害賠償などについて話し合いが行われます。

このように、事故後はそのお部屋のオーナー1人で何もかも対応する訳ではなく、関係各所と連携を取りながら対応を進めます。

レスポンスの早い誠実な管理会社に管理を委託できていれば、このような事態でも素早く対応をしてもらえますので、大きな不安なく解決できると思われます。

自分がマンション経営している物件で事故が起きたら・・・

「もしも、自分がマンション経営している物件で事故が起きたら」

投資用マンションのオーナーであることの不安が大きくなり、仕事も手につかないなんてこともあると思います。

ですが、基本的には前述したようにレスポンスの早い誠実な管理会社であれば素早く対応をしてくれるので、冷静に待ちましょう。

■事故物件になったその後

購入した物件で事故が起きたとしても都心部や駅からアクセスの良い物件であれば、アクセスの悪い物件に比べ入居者はつきやすく、また、管理会社の選定をきちんと行うことで、不測の事態にも素早く対応してくれるので、オーナー様の負担を減らすことができます。
これが不動産投資を成功させるカギと言えるでしょう。