東京都の人口減少

新型コロナウイルスが世界的に流行し始め、1年が経とうとしています。

日本でも1日の感染者数が全国で4000人を超えるなど日に日に被害が大きくなり、一都三県では再び緊急事態宣言が発令されました。

そんな中各メディアで「東京人口減」といった見出しで、東京の人口減少について取り上げられており、不動産投資に対し不安を抱いた方は少なくないのではないでしょうか。

こちらのグラフは、2020年の東京都の人口を現したものになります。

5月に1400万人を超えてからは右肩下がりで人口が減少しており、メディアで取り上げられている東京の人口減少は確かであることが分かります。

次にこちらのグラフをみて頂きたいのですが、こちらは過去10年の東京都の人口を現したものになります。

2010年から2020年まで右肩上がりで東京都の人口が増え続けており、これが何を意味するかと言うと、各メディアで取り上げられている東京の人口減少はあくまで2020年中の減少であることが分かります。

「人口減少」と聞くと昔と比べ人口が減っていると思う方が少なくないと思いますが、決してそんなことはなく、むしろ東京の人口は増え続けています。

また、日本人だけではなく海外からの留学や出稼ぎ等のために出てきた外国人の人口も右肩上がりに増え続けており、東京都の人口減少は一時的に人の動きが抑制されているためだと推測できます。

今後も新型コロナウイルスの影響により東京都の人口に変動があることが考えられますが、世界的な大都市である東京が持つ機能と役割が変わることはなく、賃貸需要の大きな変化はないと考えられます。

Withコロナの時代はまだまだ先行きが不透明ですが、不透明だからこそ不動産投資も含め、どんな方向にも対応できるように自分の資産を分散させておくことが大切なのではないでしょうか。